24 January.
愛犬と飛行機に乗るには?国内線・国際線のルールと5つの準備項目を解説
愛犬と飛行機に乗るときのルールや準備を徹底解説。国内線・国際線の違い、料金、機内持ち込み、貨物室預けのリスクと対策を紹介。安全な空の旅を実現しましょう!

愛犬と一緒に飛行機でお出かけしたいと思ったとき、「本当に安全なの?」「何から準備すればいいの?」と不安になる飼い主さんは多いのではないでしょうか。
特に飛行機移動は、普段のお出かけとは勝手が違い、ルールも少し複雑なんです。
この記事では、国内線・国際線それぞれのルールの違いから、搭乗前に必ず押さえたい準備、当日の流れまでをまとめて解説します。愛犬にとっても飼い主さんにとっても、安心できる空の旅を目指しましょう。
愛犬と飛行機に乗る方法は?国内線と国際線の違いを解説
飛行機に愛犬を乗せる方法は、国内線と国際線で大きく異なります。主なポイントは以下のとおりです。
- 国内線は貨物室預けが基本
- 国際線は機内持ち込みできる場合もある
- 航空会社・渡航先のルール確認が必須
まずは全体像を押さえておくと、準備がスムーズになりますよ。
以下より、国内線・国際線それぞれの犬の扱いについて紹介します。
国内線での愛犬の扱い
国内線では、ANAやJALなど大手航空会社の多くが、愛犬を貨物室に預ける形を採用しています。
例外的に、スターフライヤーでは条件付きで機内持ち込みが可能です。対象は小型犬のみで、ケージ込みの体重やサイズ制限が細かく定められています。事前予約制のため、早めの確認が欠かせません。
なお、ANAやJALでは、貨物室は空調管理されているものの、客室と同じ環境ではありません。そのため、短頭種や高齢犬、持病のあるワンちゃんは搭乗を断られる場合もあります。
利用可否は当日の気温や体調によって左右されることがあるため、「予約できた=必ず乗れる」とは限らない点も理解しておきましょう。
国際線での愛犬の扱い
国際線では、海外航空会社を中心に機内持ち込みが認められているケースが多く見られます。ただし、国ごとに検疫制度や必要書類が異なり、準備不足だと搭乗できないことも。
渡航先の法律や規制、航空会社独自のルールを必ず事前に調べ、余裕を持ったスケジュールで準備することが大切です。
さらに、出発国と到着国の両方の条件を満たす必要があります。特に日本帰国時は動物検疫が厳しく、条件を満たしていないと長期間の係留検査が必要になるケースもあるため注意しましょう。公的機関の情報もあわせて確認し、数か月前から逆算して準備を進めることが安心につながります。
補足:機内持ち込みと貨物室預けの違いは?
機内持ち込みの最大のメリットは、飼い主さんのそばで愛犬の様子を確認できる点です。不安を感じやすいワンちゃんでも安心しやすいですね。一方で、体重やケージサイズの制限が厳しく、料金も高めになりがちです。
貨物室預けは、大型犬でも利用でき、比較的費用を抑えられる点が魅力です。ただし、客室より温度変化が大きく、暗さや音によるストレスを感じやすい環境でもあります。移動方法は「飼い主さんの安心」と「愛犬の体調」の両方を考えて選びたいですね。
また、飼い主さん自身の精神的な負担も移動方法選びの大切なポイントです。機内持ち込みは常に様子を気にかけられる反面、鳴き声や周囲への配慮で緊張しやすい面もあります。一方、貨物室預けは搭乗後に様子が分からない不安がありますが、到着まで落ち着いて過ごせる飼い主さんもいます。
愛犬の性格と飼い主さんの気持ち、両方を基準に考えて選びたいですね。
飛行機に愛犬を乗せる前に準備すべき5つのこと
飛行機移動を成功させるコツは、事前準備にあります。
ここでは、特に重要な5つのポイントを順番に見ていきましょう。
ワクチン接種と健康診断を受ける
狂犬病予防接種や混合ワクチンは、ほとんどの航空会社で必須です。
加えて、搭乗前には健康診断を受け、飛行機移動が体調面で問題ないかを獣医師に確認してもらいましょう。特に高齢犬や持病がある場合は、慎重な判断が必要ですね。
ワクチンの接種時期にも注意しましょう。接種直後は体調を崩しやすいため、搭乗日から逆算して余裕をもって済ませておくのがおすすめです。
また、健康診断では心臓や呼吸の状態、ストレス耐性なども確認してもらうと安心です。獣医師から移動中の注意点を聞いておくことで、当日の不安も軽減できますよ。
航空会社のルールを確認して予約する
航空会社ごとに、ケージサイズ、体重、犬種制限が異なります。
夏季は短頭種の搭乗を制限するケースもあるため、季節による条件変更にも注意しましょう。予約前の公式サイト確認は必須です。
ルール確認は予約前だけでなく、出発直前にも行うのがおすすめです。気温上昇による当日制限や、機材変更でケージ条件が変わるケースもあります。
また、ペット同伴枠には上限があるため、早めの予約が安心につながります。電話で直接問い合わせると、最新情報を詳しく教えてもらえることも多いですよ。
飛行機移動用のケージを用意する
基本はIATA規定に適合したケージが必要です。
十分な通気性、頑丈な素材、飛び出し防止構造がポイントになります。ケージが貸し出しされている場合もありますが、数に限りがあるため、できれば自前で用意すると安心です。
ケージは「伏せをした状態で無理なく方向転換できるサイズ」が理想です。狭すぎると長時間の移動で体に負担がかかってしまいます。底面には吸水シートやタオルを敷いておくと、万が一の粗相対策にもなります。
事前に自宅で使用感を確認しておくと、当日のトラブル防止になりますね。
ケージに慣れさせるトレーニングをする
突然ケージに入ると、愛犬は強いストレスを感じます。
事前に短時間から練習し、おやつやお気に入りのおもちゃを使って「ケージ=安心できる場所」と覚えてもらいましょう。
トレーニングは「閉じ込めない」ことから始めるのがコツです。最初は扉を開けたまま、自由に出入りできる状態にしておきましょう。
慣れてきたら扉を閉める時間を少しずつ延ばします。焦らず地道に訓練を進めることで、飛行機当日のストレスを大きく減らすことできますよ。
必要書類と持ち物を準備する
ワクチン接種証明書、健康証明書、同意書は必須です。
国際線の場合は、NACCS(動物検疫関連業務)での輸出検査の申請と、検疫証明書や輸出入許可証などが追加で必要です。書類はまとめて管理しておくと当日慌てません。
書類は原本とコピーを分けて持っておくと安心です。加えて、予備のペットシーツ、ウェットティッシュ、給水用ボトルなどもあると役立ちます。
フライト遅延や乗り継ぎトラブルに備え、最低限のケア用品を手荷物に入れておくことで、万一の際も落ち着いて対応できますよ。
愛犬と飛行機に乗るには?当日の流れを確認しよう
当日は時間に余裕を持って行動することが何より大切です。
ここでは、空港到着から到着後までの流れを確認します。
1.空港到着からチェックインまで
遅くても出発の1〜2時間前には空港に到着しましょう。
チェックインカウンターで料金の支払い、ワクチン証明書の提示、同意書を提出します。ケージのサイズや状態もここで確認されるため、スムーズに対応できるよう準備しておくと安心です。
2.保安検査と搭乗
機内持ち込みの場合、保安検査では愛犬をケージから出し、抱きかかえて通過します。リードや首輪は事前に装着しておきましょう。
貨物室預けの場合は、カウンターで預けた後は通常通り搭乗します。
3.到着後の受け取りとアフターケア
到着後は、愛犬を受け取ります。手荷物受取所や指定のカウンターに行きましょう。
すぐに体調を確認し、水分補給と休憩を忘れずに。下痢や嘔吐など異変があれば、早めに獣医師へ相談しましょう。
愛犬を貨物室に預けるリスクと対策を知っておこう
貨物室預けにはメリットだけでなく、知っておくべきリスクもあります。
正しく理解したうえで判断することが大切です。
ここでは、どんなリスクがあるのか、対策として何ができるかを紹介します。
温度変化や気圧によるリスク
貨物室は客室より温度変化が大きく、夏は暑さ、冬は寒さの影響を受けやすい環境です。
対策として、夏は保冷剤、冬は毛布をケージに入れるなど、季節に応じた工夫をしましょう。
ストレスや不安によるリスク
飼い主さんと離れ、暗闇や大きな音にさらされることで、強いストレスを感じるワンちゃんもいます。
事前のケージトレーニングや、匂いのついたタオルやおもちゃを入れることで不安軽減につながります。
事故や死亡のリスク
頻繁ではありませんが、犬の飛行機搭乗におる死亡事例が報告されているのも事実です。短頭種、高齢犬、持病のある犬は特にリスクが高いとされています。
航空会社の免責事項も必ず確認し、不安が強い場合は機内持ち込み可能な航空会社や、別の移動手段を検討することも選択肢の一つです。
愛犬と飛行機に乗る際によくある質問
ここでは、愛犬と飛行機に乗る際によくある質問をまとめました。
犬を飛行機に乗せる料金はいくら?
国内線はおおよそ3,000〜6,000円程度が目安です。
国際線では1〜3万円ほどかかることもあり、犬のサイズや航空会社によって差があります。
犬を機内持ち込みできる航空会社は?
国内線ではスターフライヤーのみが対応しています。
海外ではユナイテッド航空やエールフランス、KLMなど、多くの航空会社で機内持ち込みが可能です。
基本は貨物室預けとなります。一部の航空会社では条件付きで機内持ち込みが可能ですが、足元に置くケージ内での移動に限られ、膝の上や座席利用は不可です。今後の制度変更に期待しつつ、最新ルールの確認が大切です。
犬が飛行機で死亡してしまうのはどんな理由がある?
温度変化や強いストレス、持病の悪化などが主な要因です。
事前の健康診断と航空会社への詳細確認が、リスク回避につながります。
愛犬と一緒に乗れる(座席に乗せられる)国内線の飛行機ってある?
現在、日本の国内線では、スターフライヤーのみが対応しています。
型犬であっても、基本は貨物室預けとなります。一部の航空会社では条件付きで機内持ち込みが可能ですが、足元に置くケージ内での移動に限られ、膝の上や座席利用は不可です。
今後の制度変更に期待しつつ、最新ルールの確認が大切です。
犬は何歳まで飛行機に乗せられる?
犬に明確な年齢上限はありませんが、航空会社や獣医師は「年齢より健康状態」を重視しています。
子犬の場合はワクチン接種完了後が目安で、高齢犬は心臓や呼吸器への負担が懸念されます。
特にシニア犬は事前の健康診断が必須です。年齢に関わらず、体調が安定しているかを最優先に判断しましょう。
まとめ:愛犬の安全を最優先に、飛行機での移動を計画しよう!
飛行機移動は、正しい知識と十分な準備があってこそ安心できます。
国内線・国際線のルールを理解し、事前準備と当日の流れをしっかり押さえることが大切ですね。
愛犬の体調と性格を最優先に考え、無理のない移動計画で、楽しいお出かけを実現しましょう。
著者
DogLife編集部



