28 January.
愛犬と飛行機で海外旅行へ!国際線のルールや料金、注意点を徹底解説
愛犬と国際線で海外へ!航空会社ごとのルールや料金、機内持ち込みの条件、貨物室預けの注意点を詳しく解説します。

愛犬を連れて海外へ行けたら、旅の楽しみが何倍にも広がりますよね。でも「海外行きの飛行機ってどうやって乗るの?」「日本国内の飛行機と手続きが違うのかな」と戸惑う飼い主さんも多いはず。
海外へのフライトは、使う航空会社や行き先によって手続きやルールがガラッと変わります。準備の丁寧さが、当日の安心感を大きく左右するんです。
この記事では、愛犬と海外フライトを利用する前に押さえておきたい基本から、会社ごとの違い、費用、気をつけたいポイントまでまとめてお伝えします。初めての国際線でも慌てずに済むよう、一緒に見ていきましょう。
愛犬と国際線で海外に行く前に知っておきたい基礎知識
まずは国内線との違いや、国際線ならではのポイントを押さえておきましょう。
国内線と国際線の大きな違いとは?
国内フライトと海外フライトでは、ワンちゃんの乗せ方に明確な違いがあります。
日本国内を飛ぶ便では、体の大きさに関係なくペットは貨物エリアに預けるのが原則で、飼い主さんと同じ客室で過ごすことはできません。
これに対して海外便は、会社によって対応が分かれていて、小さなワンちゃんであれば客室に一緒に入れる場合もあるんです。
ただ、海外行きのフライトは移動時間がとても長く、数時間で済むこともあれば十時間を超えることも珍しくありません。その分、ワンちゃんの体や心への負担は大きくなりやすいので注意が必要です。
航空会社によってルールが全く違う
海外便で愛犬を同伴したいなら、利用する会社ごとの決まりごとを把握することが欠かせません。日本の会社であるJALやANAは、海外路線でもペットを客室に入れることを認めておらず、貨物エリア預けが基本です。
一方、海外の会社には、体の小さなワンちゃんに限って客室への持ち込みを許可しているところもあり、選択の幅が大きく広がります。
ただし、体重の上限やケースのサイズ、連れて行ける頭数など、細かい条件がしっかり決められています。ルールは時期によって変わることもあるので、公式サイトで最新の情報を必ず確かめておくことが大切ですよ。
渡航先の国によって検疫ルールが異なる
行き先の国ごとに、狂犬病の予防注射証明書や健康を証明する書類、マイクロチップの装着など、求められる内容はバラバラです。
特にハワイやオーストラリアは、入国時のチェックがとても厳しいことで有名です。
出発前には農林水産省や各国の大使館が出している情報を、必ず目を通しておきましょう。
国際線で犬は機内持ち込みできる?航空会社別のルールを紹介
客室に一緒に入れるかどうかは、多くの飼い主さんが最も気になる部分ですよね。
ここでは、会社ごとに愛犬を客室に持ち込めるのかを解説していきます。
JAL・ANA(日系航空会社)は機内持ち込み不可
JAL・ANAの海外便では、ペットを客室に入れることは認められていません。貨物エリアへ預けるのみとなり、体の大きさや重さに制限があります。
また鼻が短い犬種は制限が厳しく、5月から10月にかけては預かりを中止する場合も。暑い時期のフライトでは特に気をつける必要がありますね。
機内持ち込み可能な航空会社
大韓航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、エールフランス、ルフトハンザ、KLMオランダ航空などは、体の小さなワンちゃんに限って客室への持ち込みを受け入れています。
体重やケースのサイズは各社で違うので、条件を細かく調べておくと安心です。
国際線に犬を乗せる場合、飛行機の料金はどれくらい?
愛犬を国際線に乗せる場合の料金は、航空会社によって異なります。国内の主要会社や海外の会社について、目安の料金を見ていきましょう。
JAL・ANAの国際線料金
JALやANAの海外便では、ペットは基本的に「超過する手荷物」として扱われ、客室には入れず貨物エリアに預けるのみです。費用は一律ではなく、出発地と目的地、ワンちゃんとケースを合わせた重さによって異なります。
さらに、座席の予約とは別枠で事前の申し込みが必須になるため、航空券を手配する時点で必ず同時に確認・手続きをしておくことが大切です。直前では受け付けてもらえないこともあるので、余裕を持った準備を心がけましょう。
海外航空会社の機内持ち込み料金
海外の会社では、体の小さなワンちゃんに限り客室に持ち込める場合が多く、その際の費用目安は100ドルから200ドル前後が一般的です。
路線や会社によって多少違いはありますが、日本円に換算するとだいたい1万5,000円から3万円ほどとなり、貨物エリアに預けるより費用を抑えられることもあります。
また、客室に一緒にいられるため温度管理が安定し、飼い主さんのそばで過ごせる点は大きな安心材料ですよね。
ただし、体重の上限やケースのサイズ、足元に収納することが条件になるなど細かな決まりが設けられています。会社ごとに基準が違うため、予約前に公式サイトで必ず確かめておきましょう。
国際線の飛行機で犬を貨物室に預ける際の注意点5つ
ここでは、国際線の飛行機で犬を貨物室に預ける際、事前に知っておきたい注意点を紹介します。
愛犬と安心して移動できるよう、しっかり準備を整えておきましょう。
温度変化と騒音によるストレスが大きい
貨物エリアは基本的に空調が効いていますが、客室と完全に同じ環境というわけではありません。特に搭乗前や到着後の地上での作業中は、外の気温の影響を受けやすく、夏や冬は急な温度変化が起こることもあります。
また、離陸や着陸の際にはエンジンの音や揺れが直接伝わるため、音に敏感なワンちゃんほど強い恐怖や不安を感じやすいです。
数時間に及ぶ海外フライトでは、この状態が長く続くため、体力的にも精神的にも負担が大きくなります。普段から環境の変化に弱い愛犬の場合は、特に慎重に判断する必要がありますね。
短頭種は特にリスクが高い
パグ、フレンチブルドッグ、ブルドッグなどの鼻が短い犬種は、もともと気道が狭く、息が苦しくなりやすい体質です。貨物エリアの環境変化や不安が引き金となり、呼吸が困難になるリスクが高いことが分かっています。
そのため、JALでは鼻の短い犬種の預かりを行っておらず、ANAでも暑い時期は預かりを中止するケースがあります。
鼻の短い愛犬と海外へ行く場合は、貨物エリア預けが前提の会社を避け、客室に持ち込める海外の会社を選ぶなど、選択肢そのものを見直すことが重要です。
死亡事故のリスクも理解しておく
多くの会社が安全対策を講じている一方で、残念ながらペットの命に関わる事故が過去に起きているのも事実です。JALが公開している資料にも、貨物エリアでの輸送中の事故例が報告されています。
また、まれに空港でのトラブルや想定外の事態が起こる可能性もあります。もちろん頻繁に起こるものではありませんが、「絶対に大丈夫」とは言い切れない点は、飼い主さんとして必ず把握しておくべきポイントです。
愛犬の性格や健康、年齢を踏まえ、本当にフライトが必要かどうかを一度立ち止まって考えることも大切ですね。
クレートのサイズと強度が重要
貨物エリアに預ける場合、IATA(国際航空運送協会)の基準に合ったクレートの使用が必須です。
クレートは、ワンちゃんが中で自然に立ち上がり、向きを変えられ、横になって休める十分な広さが必要です。サイズが小さすぎると、長時間のフライト中に体勢を変えられず、関節や筋肉に負担がかかってしまいます。
また、強度が足りないと破損や脱走のリスクもあります。会社ごとに細かなサイズ規定があるため、自己判断せず、必ず公式のルールを確認したうえで準備しましょう。
事前の健康チェックと獣医師への相談を欠かさずに
海外便に乗せる前には、必ずかかりつけの獣医師に相談し、健康診断を受けておくことが欠かせません。心臓や呼吸器の病気、持病があるワンちゃんは、フライトそのものが大きなリスクになる場合があります。
また、妊娠中のワンちゃんや生後4か月未満の子犬は、ほとんどの会社で預け入れができません。
見た目が元気そうでも、長時間の移動が体にどれほど負担になるかは専門的な判断が必要です。獣医師の意見を聞いたうえで、無理のない選択をすることが愛犬を守る第一歩になりますよ。
愛犬と国際線の飛行機に乗る際によくある質問
愛犬と一緒に海外へ行くとなると、国内旅行とは比べものにならないほど疑問や不安が増えますよね。ここでは、よくある質問をまとめました。
犬と一緒に飛行機で海外に行ける国はどこ?
基本的には、検疫条件を満たせば多くの国へ愛犬と一緒に渡航することが可能です。
ただし、国ごとに求められる手続きや書類は大きく異なります。狂犬病ワクチンの接種証明書や抗体価検査、健康証明書、マイクロチップ装着などが一般的ですが、準備期間が数か月から半年以上必要な国も少なくありません。
特にハワイやオーストラリアは世界的にも検疫が厳しく、事前手続きを怠ると長期の係留や入国不可となる場合もあります。行きたい国が決まったら、航空会社だけでなく各国の検疫条件を早い段階で確認することが重要です。
機内持ち込みと貨物室預けどちらが安全?
一般的に、安全性の面では機内持ち込みの方が高いと考えられています。飼い主さんの近くで過ごせるため、温度や気圧の変化が比較的安定しており、愛犬の様子を感じ取れる点が大きなメリットです。
ただし、機内持ち込みが認められるのは小型犬のみで、体重やキャリーサイズに厳しい制限があります。愛犬の体格や性格、健康状態を踏まえたうえで、どちらがより負担の少ない方法かを慎重に判断しましょう。
まとめ:愛犬と国際線で旅行するなら事前準備が最重要!
愛犬と国際線で海外へ行くためには、航空会社ごとのルール、料金体系、渡航先の検疫条件を早めに確認することが何より大切です。
特に、機内持ち込みが可能かどうか、貨物室預けに伴うリスクを理解し、愛犬の体格や健康状態に合った方法を選ぶことが安心につながります。
準備には時間も手間もかかりますが、その分、当日の不安はぐっと減ります。余裕を持って計画を立てることで、愛犬との海外旅行をより安全で素敵な思い出にしていきましょう。
著者
DogLife編集部

