17 February.
犬が寒い時のサインとおすすめの寒さ対策!散歩はしてもいい?
「犬が寒いときに見せるサイン」と、今日からすぐに実践できる「賢い寒さ対策」を詳しくご紹介します。

「最近、愛犬がずっと丸まって寝ているな」「散歩に誘っても、なんだか乗り気じゃないみたい……」 そんな風に感じたことはありませんか?
冬の寒さが本格的になると、言葉を話せない愛犬たちが「寒いよ!」というサインをこっそり出していることがあります。実は、犬は人間よりも地面に近い位置で生活しているため、私たちが感じている以上に底冷えの影響を受けていることも。
今回は、「犬が寒いときに見せるサイン」と、今日からすぐに実践できる「賢い寒さ対策」を詳しくご紹介します。100均グッズを使った裏技や、冬の散歩の注意点まで解説するので、最後まで読んでみてくださいね。
犬が寒いと感じる温度は何度から?
まずは「そもそも犬は何℃から寒いの?」という基準を知っておきましょう。
一般的な目安は「20℃以下」
個体差はありますが、多くの犬にとって快適な室温は20〜22℃前後と言われています。湿度は40〜60%が理想的です。 「人間が半袖でちょうどいい」と感じる温度は、犬にとっては少し暑いこともありますし、逆に「冬服の準備をしなきゃ」と思う15〜18℃あたりから、多くの犬は寒さを感じ始めます。
さらに注意したいのが、室温計の数値と「犬が体感している温度」のズレです。暖かい空気は部屋の上の方に溜まり、冷たい空気は床に溜まります。人間が椅子に座って「暖かいな」と思っていても、床に近い場所で過ごす犬は15℃以下の冷気にさらされている……なんてことも珍しくありません。
犬種による「寒さ耐性」の差
特に注意が必要なのが、トイプードルやチワワなどのシングルコート(下毛がない犬種)のワンちゃんです。彼らは天然の断熱材を持っていないため、寒さにはめっぽう弱いです。
一方、柴犬やゴールデンレトリバーなどのダブルコート(二重構造の毛)を持つ犬種は比較的寒さに強いですが、ずっと室内で過ごしていると季節に合わせた換毛がうまくいかず、寒がりになってしまう子もいます。「うちの子は毛がモコモコだから大丈夫」と判断せず、わんちゃんの様子を見てあげることが大切ですよ。
【見逃さないで!】犬が寒い時に出すサイン
愛犬が以下のような行動をしていたら、それは「寒いよ!」のメッセージかもしれません。
震えている(小刻みな震え)
人間が寒いときにガタガタ震えるのと同じで、犬も筋肉を小刻みに動かすことで熱を作ろうとします。病気や恐怖で震えている場合もありますが、室温が低いときに震えているなら、まずは保温を優先しましょう。
「アンモニャイト」になって寝ている
鼻先を尻尾の方に入れ込み、ギュッと丸まって寝る姿。これは体表面積を小さくして、体温が逃げるのを防いでいるサインです。寝ているときに耳や足先を触ってみて、冷たくなっていたら冷え込んでいる証拠。
散歩や動くことを拒否する
いつもなら「散歩!」という言葉に飛びつくのに、玄関で座り込んで動かない……。これは外気との温度差を察知して「外は無理です!」と訴えているのかも。また、寒いと体が強張るため、老犬などは動き出しが鈍くなることもあります。
飼い主さんにベッタリくっついてくる
「今日はやけに甘えてくるな」と思ったら、実は飼い主さんを**「動く湯たんぽ」**として利用しているかもしれません(笑)。体温を分け合おうとする本能的な行動ですが、微笑ましい反面、部屋が冷えている可能性を疑ってみてくださいね。
寒さに弱い犬種ランキング
あなたの愛犬はランクインしていませんか?これらの犬種は特に手厚い防寒が必要です。
- イタリアングレーハウンド / ウィペット 脂肪が極めて少なく、皮膚も薄い彼らにとって日本の冬は過酷です。室内でも服が必須な「寒がり界の王様」です。
- チワワ 体が小さいため、体温が外に逃げやすいのが特徴。ブルブル震えやすいため、専用のヒーターなどでスポット的に温める工夫が必要です。
- トイプードル / ヨークシャーテリア 毛は抜けないものの、シングルコートのため断熱性が低いです。特にお腹周りの毛が薄い子は冷えやすいので注意!
- フレンチブルドッグ / パグ 鼻が短い「短頭種」は、冷たい空気を直接肺に取り込みやすく、体温調節が苦手。冬の散歩での呼吸管理にも気を配りたい犬種です。
冬の散歩、行ってもいいの?
「こんなに寒いのに、外に連れ出していいのかな?」と迷う日もありますよね。
結論:対策をすればOK!でも無理は厳禁
冬の散歩は、刺激不足の解消や運動不足のために大切です。ただし、「暖かい時間帯(11時〜14時頃)」を狙って行くようにしましょう。早朝や深夜の散歩は、急激な冷え込みにより血管が収縮し、心臓への負担が大きくなるため避けるのが無難です。
寒さ対策のコツ
- ドッグウェアの活用: 最近は裏起毛や蓄熱素材のものも多いです。おしゃれだけでなく、冷えやすいお腹側をしっかりカバーできる形状を選んであげてください。
- 事前のウォーミングアップ: いきなり寒い外に出るのではなく、室内で少しボール遊びなどをして体を温めてから出発すると、温度差によるショックを和らげられます。
- 肉球ケア: 霜柱や冷たいアスファルトは肉球を傷め、ひび割れの原因になります。帰宅後はぬるま湯で汚れを落とし、犬用の肉球クリームでしっかり保湿してあげましょう。
室内遊びへの切り替え
雪が降っている日や、愛犬が明らかに嫌がって一歩も動かない日は、無理に外へ出る必要はありません。お家の中で「ノーズワーク(隠したおやつを鼻で探すゲーム)」をしたり、新しい芸の練習をしたりして、脳の運動をさせてあげれば、散歩代わりのリフレッシュになりますよ。
プロがおすすめする!賢い寒さ対策
ここからは、愛犬が冬をヌクヌク過ごすための具体的なテクニックを紹介します。
ケージやベッドの配置を見直す
意外と盲点なのが、窓際からの「コールドドラフト」現象です。窓で冷やされた空気は、滝のように床へ流れ落ちてきます。
- 窓から離す: ベッドはできるだけ部屋の中央寄り、または壁際に配置しましょう。
- 高さを出す: 床の冷気を遮断するために、ペット用ベッドの下に「ジョイントマット」を敷いたり、キャンプ用のアルミマットを敷くと断熱効果が爆上がりします。
100均グッズでDIY防寒!
高価なペット用品を買わなくても、100均で対策できます!
- アルミ保温シート: 100均のアルミシートを、普段使っているベッドのクッションの下に仕込みます。これだけで愛犬の体温が跳ね返り、自家製床暖房の状態に。
- フリースブランケット: 100均のブランケットを数枚用意し、ベッドの上に「ふんわり」重ねて置いてあげましょう。犬は自分で鼻を使って潜り込むのが大好きです。
- 段ボールハウス: ケージの周りを段ボールで囲うだけでも、冷たい隙間風を防ぐ最強のシェルターになります。見た目が気になる場合は、お気に入りの布を被せて隠してしまいましょう。
暖房器具の注意点と「逃げ場」の確保
ペット用ホットカーペットや湯たんぽを使うときは、必ず「逃げ場」を作ってください。 ずっと熱い場所にいると、犬は自分で「熱い」と判断できず、知らないうちに低温火傷をしてしまうことがあります。サークルやケージの半分はホットカーペット、もう半分は「冷たいままの床」というレイアウトにして、愛犬が自分で体温調節できるようにしてあげるのが鉄則です。
また、エアコンを使用すると湿度がガクンと下がります。湿度が低いと喉を傷めたり、皮膚が乾燥して痒みの原因になったりします。加湿器を併用するか、濡らしたタオルを干すなどして、潤いを保ってあげてくださいね。
まとめ
犬は人間のように「ちょっと寒いからエアコンの温度上げて」とは言えません。だからこそ、私たち飼い主が「アンモニャイトになってないかな?」「耳が冷たくないかな?」と、日々のサインに気づいてあげることが何よりの愛情です。
冬の寒さ対策は、愛犬の健康を守るだけでなく、一緒にブランケットにくるまってぬくぬく過ごす最高のコミュニケーションの時間にもなります。今回ご紹介した対策を取り入れて、あなたの愛犬が「今年の冬は最高だったワン!」と思えるような、温かな毎日をプレゼントしてあげてください。
著者
DogLife編集部



