21 January.
子犬のしつけ方は順番が命!いつから何から始める?トイレ・噛む・吠えるの対策も解説
子犬の成長に合わせた「正しい順番」で進めないと、子犬の躾はなかなかうまくいきません。本記事では具体的な順番について解説します。

子犬を家族に迎えた瞬間、新しい生活へのワクワクと同時に「ちゃんとしつけられるかな?」という不安を感じる飼い主さんは多いものです。子犬期のしつけは、その後の愛犬との十数年を左右するほど重要ですが、実はがむしゃらに教えればいいわけではありません。大切なのは、子犬の成長に合わせた「正しい順番」で進めることです。この記事では、いつ・何から・どうやってしつけを始めるべきか、具体的かつ丁寧に解説します。
子犬のしつけはいつから?理想のタイミングと準備
子犬のしつけを始める理想的なタイミングは、ズバリ「家に迎えた当日」からです。「まだ赤ちゃん。環境に慣れてからでいいよね」と思われがちですが、実は生後2〜3ヶ月頃は「社会化期」と呼ばれる、一生で最も学習能力が高く、物事を柔軟に受け入れられる黄金期です。この時期を逃す手はありません。
ただし、最初から厳しい訓練をする必要はありません。まずは子犬が「この家は安全だ」「この人は信頼できる」と感じられる環境づくりを行いましょう。
サークルやクレートを用意し、子犬が落ち着ける居場所を確保してください。優しく名前を呼び、落ち着きの樽態度で接することで、しつけの土台となる信頼関係を築いていくことができます。
【保存版】子犬のしつけを進める正しい順番
子犬のしつけには、人間と同じようにやるべき順番があります。一気に詰め込むのではなく、一つずつ対応していきましょう。
ステップ1:当日からはじめる「トイレトレーニング」
トイレトレーニングは、子犬が家にきたその瞬間からスタートするべきしつけです。まずは、子犬が排泄しそうなサイン(床をクンクン嗅ぐ、くるくる回るなど)を見逃さないこと。サインが見えたら、速やかに用意したトイレシートの上へ連れて行きましょう。
成功した瞬間に、これ以上ないほど明るい声で褒め、必要であれば小さなおやつをあげます。もし失敗してしまっても、決して叱ってはいけません。黙って片付け、次は失敗させないように観察を強めるのが鉄則です。「シートの上ですれば褒められる!」という成功体験を繰り返すことで、子犬は自分からトイレへ向かうようになります。
ステップ2:名前を覚えさせて「アイコンタクト」
名前を呼んだら飼い主さんの目を見る「アイコンタクト」は、すべてのしつけの基礎となります。
やり方は簡単です。名前を呼び、目が合ったらすぐに褒めてご褒美をあげます。最初は偶然目が合ったときでも構いません。「名前を呼ばれる=良いことが起きる」と理解させることがポイントです。外の音や他の家族に気を取られているときでも、名前一つで飼い主さんに注目できるようになれば、しつけの効率も格段に上がります。
ステップ3:社会性を育てる「ボディコントロール・甘噛み対策」
「ボディコントロール」とは、体のどこを触られても嫌がらないようにする練習です。耳、足先、口の周りなどを優しく撫で、触らせてくれたら褒めます。これができると、将来の爪切りや診察がスムーズになります。
同時に進めたいのが「甘噛み対策」です。子犬は遊びの中で噛むことがありますが、人の手や足を噛んだら「痛い!」と伝え、すぐに遊びを中断して部屋を出るなど、「噛んだら楽しいことが終わる」というルールを徹底しましょう。代わりに噛んでも良いおもちゃを与え、エネルギーの発散場所を作ってあげることも大切です。
ステップ4:いよいよ挑戦!「基本のコマンド(おすわり・待て)」
トイレや生活ルールに慣れてきたら、いよいよ「おすわり」「待て」「伏せ」などの基本コマンドに挑戦しましょう。これらはただの芸ではなく、興奮した愛犬を落ち着かせたり、危険な飛び出しを防いだりするために必要なものです。
例えば「おすわり」は、鼻先におやつを近づけてゆっくり頭上に動かすと、自然とお尻が下がります。腰が落ちた瞬間に「おすわり」と言葉を添え、ご褒美をあげましょう。生後3ヶ月頃から、遊びの延長で1回5分程度から始めるのがおすすめです。
お悩み別!子犬の困った行動への対処法
子犬期に多くの飼い主さんを悩ませるのが「噛む」「吠える」「お留守番」。
まず「噛む」ことについては、子犬にとって噛むのは探索行動の一つであることを理解してあげましょう。特に歯の生え変わり時期(生後4〜6ヶ月頃)は口がムズムズします。噛んでいいおもちゃを多めに用意し、一貫した対応が必要です。
「吠える」については、何に対して吠えているかを見極めてください。ごはんや遊びを求めて吠える「要求吠え」の場合は、徹底的に無視をするのが鉄則です。
また、将来的にストレスなく過ごすために「ハウストレーニング(クレートトレーニング)」も並行しましょう。ケージやクレートの中が「世界で一番安心な場所」だと思えるようになれば、分離不安による無駄吠えや留守番中のいたずらを防ぐことができます。
子犬のしつけを成功させる4つのコツ
しつけをスムーズに進めるためには、飼い主さんが意識すべき大切なポイントがあります。ここでは、特に重要な4つのコツを深掘りして解説します。
叱るのではなく「褒めて伸ばす」が鉄則
子犬のしつけにおいて、最も効果的で大切なのが「褒めること」です。犬は「これをしたら良いことが起きた!」という報酬と行動を結びつけて学習します。例えば、トイレをシートの上で成功させた瞬間に、明るい声で「上手だね!」と褒めたり、大好きなおやつをあげたりすることで、犬はその行動を自発的に繰り返すようになります。
逆に、失敗したときに厳しく叱ったり、叩いたりするのは逆効果です。犬は「なぜ叱られたか」を理解できず、単に「飼い主が怖い」と感じてしまい、信頼関係が崩れてしまうからです。失敗したときは黙って片付け、成功したときに大げさなほど喜んであげる。このメリハリが、学習スピードを劇的に高めます。
家族全員でルールや言葉を統一する
しつけを混乱させないためには、家族間での連携が欠かせません。例えば、パパは「待て」と言い、ママは「ステイ」と言う。あるいは、パパはソファに乗っても怒らないけれど、ママは厳しく叱る……といった「ルールの不一致」は、子犬がパニックになってしまいます。何が正解かわからない状態では、しつけは一向に進みません。
しつけを始める前に、「コマンドは何にするか」「家の中のどこまでを自由にするか」「食事中に食べ物を与えない」といったルールを家族会議で決めておきましょう。全員が同じ態度で接することで、子犬は混乱せずにルールを守れるようになります。
短時間で集中してトレーニングを行う
子犬の集中力は長く続きません。一度に集中できるのはせいぜい5分から10分程度です。良かれと思って長時間トレーニングを続けても、子犬が飽きてしまったり、疲れてしまったりして学習効率が下がります。
それどころか、「しつけ=退屈で嫌なこと」というネガティブな印象を与えてしまう恐れもあります。
おすすめは、毎日の生活の中で「隙間時間」を見つけて、遊びの延長のように短く何度も行うことです。ごはんの前や、お散歩の前後など、子犬の意欲が高いタイミングを狙いましょう。「もっとやりたいな」という、子犬の好奇心が残っている状態で切り上げるのがコツです。
プロの「しつけ教室」を活用する
「自分のしつけ方が正しいのか不安」「どうしても噛み癖が直らない」といった悩みが出てくるのは、ごく自然なことです。そんな時は一人で抱え込まず、訓練士やしつけ教室の手を借りましょう。
また、しつけ教室やパピーパーティーに参加することは、他の犬や家族以外の人と触れ合う「社会化」の絶好の機会でもあります。若いうちに他の犬とのコミュニケーションを学ぶことで、ドッグカフェやドッグランでも落ち着いて過ごせるようになります。プロの知恵を活用することは、決して「負け」ではありませんよ。
まとめ:子犬のしつけは焦らず楽しみながら進めよう
子犬のしつけにおいて何よりも大切なのは、飼い主さんが焦らないことです。今回ご紹介したように、まずはトイレやアイコンタクトから始め、徐々にステップアップしていくことで、子犬は無理なくルールを学んでいくことができます。「早く完璧にしなきゃ」と自分を追い込む必要はありません。
しつけの時間は、愛犬とのコミュニケーションを深める大切なひとときでもあります。たとえ上手くいかない日があっても、気にする必要はありません。子犬のしつけは焦らず楽しみながら進めてくださいね。
著者
DogLife編集部



