01 February.
愛犬が夜寝ないでうろうろする7つの原因まとめ!対策と受診の目安を解説
夜になると愛犬がうろうろして寝てくれない。その原因は運動不足や環境、病気の可能性も。具体的な対策、動物病院を受診すべきサインを詳しく解説します。

夜中に愛犬が寝ないでうろうろしていると、「どこか痛い?」「さみしいのかな?」と心配になりますよね。飼い主さんも眠れず、翌日までぐったり…なんてことも。
実は、夜の落ち着かなさには考えられる理由がいくつかあり、環境や習慣を整えるだけで改善するケースもあります。
この記事では、愛犬が夜寝ない主な原因7つと、年齢別の対策、動物病院へ行く目安をまとめて解説します。
愛犬が夜寝ないでうろうろする際に考えられる7つの原因
まずは原因を探ることが大切です。
以下に、愛犬が夜寝ずにうろうろする際に考えられる原因をまとめました。
- 環境に慣れていない・寝床が適切でない
- 運動不足や刺激不足で体力が余っている
- 空腹や喉の渇きを感じている
- トイレに行きたい
- 分離不安や甘え
- 体の痛みや病気を抱えている
- 認知症(老犬の場合)
今夜の様子を思い出しながら、当てはまりそうなものから確認してみましょう。
環境に慣れていない・寝床が適切でない
迎えたばかりの子犬や、引越し後などは、においも音も景色も全部が新しくて不安になりやすいんです。落ち着かずに部屋を行ったり来たりすることもあります。
また、寝床が玄関・通路・テレビの近くなど刺激が多い場所だと、安心できずにうろうろしがち。犬にとって「ここなら安全」と思える静かな定位置(クレートやケージを含む)を用意してあげるのが大切です。
安心できるにおいがあると落ち着きやすいので、普段使っているブランケットや飼い主さんのにおいがついたタオルを寝床に入れてあげるのも手です。音や光に敏感な子は、夜だけケージに布をかけて“巣穴っぽさ”を作ると眠りに入りやすくなりますよ。
運動不足や刺激不足で体力が余っている
日中の散歩や遊びが足りないと、体力が余って夜にスイッチが入ることがあります。とくに若い成犬に多い理由で、「寝る時間なのに遊びたい!」となりやすいんですね。
ポイントは、量だけでなく質も高めてあげることです。
歩くだけの散歩に加えて、匂いを嗅ぐ時間を増やしたり、簡単なトレーニング遊びで頭を使わせたりすると、心地よい疲れで眠りやすくなります。
寝る直前にテンションが上がる遊びをすると興奮が残りやすいので、夜はゆったりした遊びに切り替えるのがコツです。
空腹や喉の渇きを感じている
夕食の時間が早すぎたり、運動量が多い日にいつも通りの量だったりすると、夜にお腹が空いて探し回ることがあります。キッチン周りをうろうろしたり、床のにおいを執拗に嗅いだりするなら要チェックです。
水が飲めない状態も落ち着かなさにつながります。就寝前に新鮮な水が飲めるか、器の位置が遠すぎないかも確認しておきましょう。
食事量や時間を変えるときは急にガラッと変えず、数日かけて調整するとお腹に負担がかかりにくいです。水は寝床から遠いと飲みに行くのが面倒で我慢してしまう子もいるので、寝室近くにも1つ置いておくと安心できます。
トイレに行きたい
排泄したいのに我慢していると、寝床に入れずソワソワします。外でしかトイレをしない子は特に注意が必要です。
玄関と飼い主さんの顔を交互に見たり、入口付近で立ち止まったりする仕草があるなら「外に出たい」のサインかもしれません。就寝前のトイレ習慣を作ると落ち着きやすいです。
また、室内トイレが苦手な子は、トイレシートの位置を固定して成功体験を増やすと「夜でもここでできる」が少しずつ育っていきますよ。
分離不安や甘え
飼い主さんと離れることに強い不安を感じると、別の部屋で寝られず、うろうろしたり吠えたりします。また、姿が見えないだけで落ち着かない子もいます。
ただ、心配で構いすぎると「不安なときは呼べば来てくれる」と学習しやすい面も。安心は与えつつ、過保護になりすぎない距離感づくりがポイントです。
いきなり別室で寝かせるのが難しい場合は、ケージを少しずつ寝室から離して“距離に慣れる練習”をすると良いでしょう。
体の痛みや病気を抱えている
関節の痛み、皮膚炎のかゆみ、胃腸や内臓の不調などで、横になるのがつらい可能性があります。夜は静かになるぶん、体の違和感をより強く感じやすいとも言われます。
愛犬が夜にうずくまる、触られるのを嫌がる、いつもと違う鳴き方などがあれば、早めに動物病院へ相談しましょう。
また、寝床が硬いと関節に負担がかかることもあるので、ふかふかすぎない低反発のマットなどに替えると楽になる子もいます。
認知症(老犬の場合)
老犬では、昼夜逆転や徘徊が出て「夜だけやたら起きている」ことがあります。認知機能の低下で生活リズムが乱れ、落ち着きどころを見失ってしまうイメージです。
壁に向かって立ち尽くす、同じ場所をぐるぐる回る、目的なく歩き続けるなどの行動が増えたら、認知症の可能性も視野に入れてケアを考えましょう。
夜の不安が強い子は、真っ暗よりも豆電球くらいのやさしい明かりがあるほうが落ち着く場合があります。
【年齢別】愛犬が夜寝ないでうろうろしているときの対策法
原因が似ていても、年齢によって効きやすい対策は変わります。無理なくできるところから整えていきましょう。
「今の月齢・年齢だと何が起きやすい?」を軸に考えると、迷いにくいです。
子犬が夜寝ない場合の対策
生後3ヶ月頃は、新しい環境への緊張やさみしさが原因になりやすい時期です。最初はケージのそば、または飼い主さんの寝室で一緒に寝て、安心材料を増やしてあげる方法もあります。
大事なのは怒らないことです。落ち着くまで見守り、「静かになったら安心できる」というサイクルを積み重ねましょう。
また、生後6ヶ月頃は遊び盛りで体力が余っている可能性もあります。日中にたっぷり遊ばせ、夜は部屋を暗くして寝るモードへ切り替えましょう。
夜に遊んだりおやつをあげたりすると「夜は寝ない方がいい」と学習してしまうので注意です。
成犬が夜寝ない場合の対策
まずは散歩の時間と質を見直します。信号待ちで「おすわり」「待て」を入れるなど、頭を使わせるだけで疲れ方が変わります。わざとゆっくり・早く歩いたり、コースを変えたりして刺激を増やすのもおすすめです。
また、室内では知育玩具(コングなど)で考える時間を作り、疲れさせるのも効果的です。
さらに、寝床は静かで暗く、適度な温度にしましょう。ケージは「安心できる場所」であるべきなので、玄関や通路、テレビの近くは避けるのがポイント。狭くて少し暗い環境のほうが落ち着きやすい子も多いです。
そのほか、夜の要求吠えにご褒美(遊び・おやつ)を与えないことも重要です。安全が確認できる状況なら、無視することが必要な場面もあります。
老犬が夜寝ない場合の対策
老犬は認知症の可能性も視野に入れつつ、昼夜のリズム作りを優先しましょう。昼間に日光を浴びせ、適度な刺激と運動を取り入れると、夜に眠りやすくなります。
夜は照明を落として静かな環境にし、トイレや水飲み場へのアクセスを簡単にしてあげてください。足腰が弱い子ほど重要なポイントです。
また、体の痛みが疑われるときは獣医師に相談し、痛み止めなどの処方を検討するのも一つです。不安そうにしているときは優しく声をかけたり撫でたりして安心させてあげましょう。
認知症の進行を遅らせるサプリメントや薬もあるため、必要に応じて獣医師に相談することも大切です。完治は難しくても、進行をゆるやかにする工夫をしていきましょう。
愛犬が夜寝ないときに動物病院を受診すべきサインは?
「ただの気分かな?」と思っても、体調不良が隠れていることがあります。次のようなサインがある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
- ハァハァと息が荒い、呼吸が苦しそう:心臓や呼吸器の問題の可能性
- 震えている、体を丸めている:痛みや寒さを感じているサイン
- 嘔吐や下痢が続く:消化器系の問題や感染症の可能性
- 食欲がない、水を飲まない:さまざまな病気の初期症状
- 特定の部位を舐め続ける、かきむしる:皮膚炎やアレルギー、痛みのサイン
- 歩き方がおかしい、足を引きずる:関節炎やケガの可能性
- 徘徊、壁に向かって立ち尽くす(老犬):認知症の症状
「いつもと様子が違う」と感じたら、早めの受診が安心です。特に呼吸が苦しそうなときは緊急性が高いので、夜間でも受診を検討してください。
愛犬が夜寝ないでうろうろすることについてよくある質問
最後に、飼い主さんがつまずきやすいポイントをQ&Aで整理します。迷った時の判断の参考にしてください。
犬が落ち着きがなく息が荒いのはなぜ?
痛みや苦しさ、不安、暑さなどが考えられます。寝床を出たり入ったりしながらハァハァしていると、飼い主さんも不安になりますよね。
呼吸が荒い場合は心臓や呼吸器の問題の可能性もあります。
とくに「ハァハァ」が激しい、苦しそう、舌の色がいつもと違うなどがあれば、緊急性が高いこともあるので早めに受診しましょう。
犬が夜に吠えるのはどう対処すればいい?
まずは原因の特定が大切です。環境が落ち着かないのか、分離不安なのか、単なる要求吠えなのかで対応が変わります。
要求吠えの場合は無視が基本ですが、無視しすぎもストレスになることがあります。安全面を確認したうえで、静かになったタイミングで褒める・日中の運動量を増やすなど、“吠えなくても満たされる状態”を作るのが近道です。
また、子犬や老犬は別の理由(不安、体調、認知症など)が多いので、様子を見て判断してあげましょう。
まとめ:愛犬が夜寝ない原因を見極めて、快適な睡眠環境を整えよう
今回は、愛犬が夜寝ないでうろうろしている時に考えられる原因や、対処法について解説しました。
夜のうろうろは、環境の不安・運動不足・空腹やトイレなど「生活のズレ」でも起こります。
まずは寝床の場所と就寝前のルーティンを整え、年齢に合った運動や安心づくりを試してみましょう。呼吸が苦しそう、痛みのサインがあるなど“いつもと違う”と感じたら、早めの受診が安心につながります。
著者
DogLife編集部



