18 January.
飼い犬に手を噛まれたら?応急処置や病院、腫れる原因を詳しく解説
この記事では、噛まれた直後に行うべき応急処置から、受診すべき病院の目安、そしてなぜ噛んでしまったのかまで、詳しく解説していきます。

愛犬に手を噛まれてしまったとき、痛みはもちろんですが、それ以上に「どうして噛んだの?」とびっくりしてしまいますよね。
愛犬に噛まれた場合、適切に対処しなければ数時間で大きく腫れ上がってしまうことも珍しくありません。
「これくらいの傷で騒ぐのは大げさかな」と迷う必要はありません。この記事では、噛まれた直後に行うべき応急処置から、受診すべき病院の目安、そしてなぜ噛んでしまったのかまで、詳しく解説していきます。
飼い犬に手を噛まれた直後の「正しい応急処置」
愛犬に手を噛まれたとき、何よりも先に行うべきことは「傷口を流水で洗うこと」です。消毒液を探すよりも、水道の蛇口をひねって、5分ほどしっかりと流し洗いをする方が効果的。
まずは水道水を全開にして、5分以上、傷口を徹底的に洗い流してください。
このとき、奥に入り込んだ唾液や細菌を水で物理的に外へ追い出すイメージを持って、傷口を少し押し広げるようにして流水で洗ってみてください。多少の痛みを感じるかもしれませんが、ここでしっかり最近を洗い流すことで、腫れや化膿を食い止めることができますよ。
洗い流し終わったら、清潔なガーゼやタオルで傷口を圧迫して止血を行います。もしズキズキとした脈打つような痛みがある場合は、手を心臓よりも高い位置にあげてください。
病院は何科?受診すべき症状と「狂犬病」のリスク
「飼い犬だし、狂犬病のワクチンも打っているから大丈夫」と判断するのは危険です。犬に噛まれた傷で本当に怖いのは「パスツレラ症」などの細菌感染です。もし噛まれた場所が赤く腫れてきたり、熱を持っていたり、触れると激痛が走ったりするような場合は、すぐに皮膚科、外科、形成外科、整形外科、または救急外来を受診してください。
受診時には「いつ、どの程度の強さで噛まれたか」「ワクチン接種の有無」を医師に伝えるとスムーズです。
「この程度の傷で病院へ行くなんて」とためらう必要は全くありません。早めに医療機関で適切な抗生剤を処方してもらうことで、重症化を防ぐことができます。自分の体を守るために、少しでも違和感があれば医師の診察を受けるようにしましょう。
なぜ噛んだ?飼い犬が手を噛む4つの原因
愛犬が噛んでしまったのには、彼らなりの理由があります。まず考えられるのは「痛みや不調」です。関節炎や怪我などの痛みがあると、自分を守ろうとして反射的に噛んでしまうことがあるのです。急に噛むようになった場合は、一度動物病院で相談してみるのが良いでしょう。
次に多いのが「恐怖と驚き」です。熟睡しているときに突然触られたり、死角から急に手が伸びてきたりすると、パニック状態で噛んでしまうことがあります。また、お気に入りのおもちゃやごはんを「取られる!」と勘違いして守ろうとするフードアグレッションやリソースガーディングもよくある原因です。
また、興奮がピークに達して起こる「転嫁攻撃」というパターンもあります。外の通行人に吠えているときや、遊びの最中にその興奮の矛先が図らずも近くにいた飼い主さんの手に向いてしまう状態です。
噛まれないための対策としつけ
噛まれたショックから厳しく叱りたくなるかもしれませんが、大声を出したり叩いたりするのは厳禁です。犬にとって「痛み」や「恐怖」によるしつけは、飼い主さんを「怖い対象」として認識させるだけで、根本的な解決にはなりません。むしろ、自分を守るためにより強く噛むようになるという悪循環を招く恐れがあります。まずは、噛まれるきっかけとなった状況を作らない「環境の改善」から始めましょう。
例えば、食事中は邪魔をしない、寝ているときは名前を呼んで意識をこちらに向けてから近づく、といったルールを徹底してください。また、犬は噛む前に必ずサインを出しています。耳を後ろに引く、視線をそらす、鼻にシワを寄せる、体が硬直するといった「カーミングシグナル」を見逃さないようにしましょう。
自分だけで対処するのが難しいなと感じたり、怖くて愛犬と触れ合うことができなくなってしまったりした場合は、一人で抱え込まずにドッグトレーナーや獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ
飼い犬に手を噛まれたときは、まずは落ち着いて「5分以上傷口を流水で洗う」ようにしてください。傷口が腫れたり、ズキズキとした痛みがあったりする場合は、すぐに外科や皮膚科などの医療機関を受診しましょう。
著者
DogLife編集部



