03 February.
愛犬が喜ぶ撫で方のポイント5つ!部位別の撫で方や注意点も解説します
愛犬がとろける撫で方を知りたい飼い主さん必見!喜ぶ場所や嫌がる場所、マッサージのコツまで詳しく解説します。正しい撫で方で愛犬との絆を深めましょう。

愛犬を撫でていて「なぜかスッと離れてしまう」「逆に、やめた瞬間に前足で催促される」といった経験がある方も多いでしょう。犬の好みは意外と繊細です。
実は、同じ行為でも、触れ方のスピードや力加減、手を近づける角度、撫でる場所によって、犬の感じ方は大きく変わります。
この記事では、愛犬が心地よいと感じやすい「撫で方の基本ポイント5つ」を整理したうえで、耳の付け根・首肩・胸元・背中腰など、部位別のポイントを紹介します。
さらに、触られるのが苦手な場所、嫌がっているサインの見分け方、よくある疑問への回答までまとめました。撫でる時間を「ただのスキンシップ」から「信頼を深めるコミュニケーション」に変えるコツを、今日から実践してみてください。
愛犬が喜ぶ撫で方の基本ポイント5つ
以下より、犬が安心して“気持ちいい”と感じやすい触り方の土台を5つ紹介します。
どの部位にも共通する基本なので、まずはここを押さえましょう。
ゆっくりと優しく、面でタッチする
指先だけでつつくように触るより、手のひら全体で「面」として触れるほうが刺激が強くなりにくく、犬は安心しやすいです。
背中や首を長めのストロークでゆっくり撫でるのが基本。速い動きや強い力は緊張や興奮につながるため避けましょう。
触れる圧は「皮膚が少し動く程度」を目安にすると安全です。
毛並みに沿う
毛の流れとは逆に触ると、皮膚が引っぱられたり、静電気やチクチク感が起きたりして不快に感じる子がいます。
基本は頭側から背中、腰へと自然な方向に沿って撫でます。換毛期や皮膚が敏感な時期は、短めのストロークにして様子を見ましょう。
ブラッシングが苦手なワンちゃんほど、毛並みへの配慮で印象が変わります。
反応を観察しながら撫でる
目を細める・体の力が抜ける・口元がゆるむ・呼吸がゆっくりになるなどのサインが出たら、気持ちよくリラックスしている証拠です。
反対に、体が硬くなる・目をそらす・耳が後ろに倒れる・口周りを舐めるなどが見えたら「今は負担かも」の合図のため気をつけましょう。
場所、強さ、テンポをその場で調整しましょう。犬が「選べる」状態を作るのがコツです。
低い姿勢で、覆い被さらないように
上から覆い被さる姿勢は、犬にとって威圧的に感じやすく、特に怖がりの子は緊張します。できるだけ横や斜め前から、しゃがむなど低い姿勢で接するのが安全です。
手を出す前に一声かけ、ゆっくり近づけるだけでも警戒心が下がります。初対面の犬ほど「目線より下から」が基本です。
しつこくせず、適度な時間で終える
長時間撫ですぎると、最初は気持ちよくても途中で嫌になったり、興奮して落ち着かなくなったりします。
なお、気持ちよさそうなうちに区切るのがコツです。「まだ撫でてほしい」くらいでやめると次も喜ばれやすいでしょう。
毎回“終わり方”を丁寧にすると、愛犬は安心して身を任せやすくなります。
【部位別】愛犬を撫でて喜ばれやすい場所とは?
ここでは、撫でて喜ばれやすい部位と、具体的な手の動かし方を紹介します。
それぞれの子によって好みは違うため、以下で取り上げる内容を参考にしつつ、愛犬の実際の反応を見て「その子にとっての正解」を探してあげましょう。
耳の付け根・耳の後ろ
耳は音を聞くために日常的によく使う器官で、付け根がこりやすい子もいます。
耳の後ろ〜付け根を、指の腹で軽く円を描くようにやさしくマッサージしましょう。手は目線より下から近づけると警戒されにくいです。
気持ちよいと頭を傾けたり、体重を預けてきたりします。ただし、爪を立てると痛いので、指先ではなく“指の腹”で行うのが安全です。
首・肩周り
ワンちゃんは体重の多くが前足側にかかりやすく、首〜肩まわりは疲れがたまりやすい部位です。
首筋から肩甲骨付近を、ゆっくり撫でるだけでも十分マッサージになります。強く押すのではなく、皮膚を軽く動かすイメージでやりましょう。
立ったままより、愛犬が伏せや座りで落ち着いている時に行うと、リラックスしやすい傾向があります。嫌がる場合は、範囲を狭めて短時間からがおすすめです。
胸元・顎の下
胸元や顎の下は、ワンちゃんが自分で掻きにくい場所で心地よく感じやすい傾向があります。
さらに犬から見える位置なので、安心感につながりやすいのもポイント。初対面の犬でも、いきなり頭の上に手を出すより、胸元から短く撫で始めると警戒されにくいです。
顎下は軽く上向きに撫でると喜ぶ子が多いですが、顔を引くなら無理をせず中断しましょう。
背中・腰
背中は面で撫でやすく、落ち着いてもらいやすい定番の部位です。背骨そのものを強く押さず、背骨の両側を頭から腰へ向けてやさしく触りましょう。
腰の付け根あたりを気持ちよがる子もいますが、敏感な子もいるため反応を見て調整してください。
特に、後ろ足を触られるのが苦手な犬は腰周辺で緊張することがあるので、いきなり深追いしないのがコツです。
愛犬が嫌がりやすい場所と注意すべきサイン
撫で方を工夫しても、ワンちゃんが「触られたくない」と感じる場所やタイミングは必ずあります。
ここでは、苦手になりやすい部位の代表例と、ストレスサインの見分け方を整理します。
噛みつきなどのトラブルを防ぐためにも、以下で紹介する内容を知った上で、撫でる際の“やめどき”を判断できるようにしておきましょう。
触られるのが苦手な場所
足先、しっぽ、肛門周辺、口周り、耳の中などは神経が集中していて敏感なため、触られるのを嫌がりやすい代表例です。
爪切りや治療、シャンプー時の不快な記憶と結びつきやすく、「触られる=嫌なことが起きる」と学習している場合もあります。どうしてもケアが必要な時は、いきなり触らず「見せる→近づける→一瞬触る→ご褒美」の順で段階的に進めてあげましょう。
子犬の頃から短時間で触れる練習をしておくと、将来の負担や恐怖心を減らしやすくなります。
嫌がっているサインに注意
嫌がっている時は、体を硬くする・耳を後ろに引く・目をそらす・距離を取ろうとするなどが出やすいです。
さらに、口周りをペロペロ舐める、あくびが増える、顔を背ける、尻尾が下がる、呼吸が浅くなる、低く唸るなどはストレスサインの可能性があります。これを見逃して撫で続けると、「逃げる→唸る→噛む」といった防衛行動に発展することもあるため注意が必要です。
サインが出たら、すぐに手を止めて一歩距離を取り、落ち着くまで待つのが安全です。日頃から“いつもの表情”を知っておくと、違和感に早く気づけます。
愛犬が喜ぶ撫で方についてよくある質問
ここでは、「愛犬が喜ぶ撫で方」についてよくある質問をまとめました。
犬を撫でるのをやめると催促してくるのはなぜ?
心地よく、「もっと続けてほしい」と感じているためです。
前足でトントンする、鼻で押す、体を寄せる、ひざに顎を乗せるなどは典型的な催促行動といえます。また、飼い主への信頼や甘えの表現でもあります。
ただし、要求が強くなりすぎると落ち着きにくくなったり、興奮が上がったりすることもあるため注意しましょう。撫でる回数や時間をルール化して、最後は穏やかに終えるとバランスを取りやすいです。
犬の頭を撫でると上を向くのはどうして?
上から手が来ることに警戒していたり、圧迫感を覚えて避けたりとしている可能性があります。
「上を向く+目をそらす+体が硬い」などが同時に出るなら、嫌がっているサインのこともあるため注意が必要です。最初は胸や顎の下など、犬から見える位置を短く撫でて安心させるのがおすすめです。
一方で、慣れている飼い主の手なら問題ない子もいます。反応が柔らかいかどうか(目が細い、体がゆるい)で判断しましょう。
大型犬の撫で方で気をつけることは?
基本は小型犬と同じく、ゆっくり・優しく・反応を見ながらが大前提です。大型犬は力が強く、撫で方次第でテンションが上がり、飛びつきなどにつながることがあります。
興奮させすぎないよう、落ち着いた声かけとセットで、肩や腰など大きな筋肉を広い面で撫でるのがポイント。関節や腰に不安がある子もいるため、強く押したり急に体勢を変えたりせず、優しく続けるのが安全です。
犬が喜ぶマッサージのやり方は?
マッサージは「撫でる」の延長で、強く揉む必要はありません。指の腹で円を描くように軽く動かし、首から肩、背中へと“ゆっくり”流すのが基本です。
耳の付け根、首筋、肩、腰の付け根は心地よがる子が多い部位です。犬が眠そうにしている時や、散歩後で体が温まっている時に行うと受け入れやすい傾向があります。
また、途中で体が硬くなる、顔を背けるなどが出たら中止し、短時間に切り替えましょう。専門的に学びたい場合はホリスティックケアなどを参考にするのも一案です。
撫でると横になる犬の気持ちは?
撫でられて安心し、体がゆるんでいるサインです。横になるのは「ここは安全」「信頼している」という気持ちが強い時に出やすく、お腹を見せる子もいます。
さらに撫でてほしい時は、体を寄せる、手に顔を乗せるなどの行動が続くことも。
無理に続けず、反応が柔らかい範囲で心地よく終えると、次も安心して身を任せやすくなります。
まとめ:愛犬が喜ぶ撫で方でより良いコミュニケーションを取ろう!
今回は、愛犬が喜ぶ撫で方のポイントや部位別に撫でるコツを紹介しました。
犬が喜びやすい部位は耳の付け根、首肩、胸元、背中腰などですが、足先や口周りなど敏感な場所もあり、無理に触るとストレスになります。嫌がるサインが出たらすぐにやめ、安心できる距離感に戻すことが大切です。
また、撫でる行為は、犬にとって“触れられる練習”にもなり、信頼関係が深まるほどケア(体のチェック、ブラッシング、診察)もスムーズになりやすいです。
今日から「愛犬にとって気持ちいい撫で方」を意識して、コミュニケーションの質を少しずつ上げていきましょう。
著者
DogLife編集部



