12 February.
犬の爪切り頻度の目安は月1回!失敗しないコツと嫌がる時の対策
この記事では、爪切りの理想的な頻度と血管の見極め方、爪切り嫌いを克服するための「ちょっとした裏ワザ」、さらには万が一の時の対処法までを解説します。

「最近、うちの子が歩くときにカチカチ音がするな……」 「爪を切らなきゃいけないのは分かっているけど、嫌がって暴れるから怖い」 「黒い爪で見えないし、血が出たらどうしよう!」
そんなふうに、ワンちゃんの爪切りに対して苦手意識を持っていませんか?実は、多くの飼い主さんがあなたと同じように悩んでいます。でも、そのまま爪切りを後回しにするのはとっても危険。
この記事では、爪切りの理想的な頻度と血管の見極め方、爪切り嫌いを克服するための「ちょっとした裏ワザ」、さらには万が一の時の対処法までを解説します。
犬の爪切り頻度は「月1回」
愛犬と家の中でリラックスしているとき、フローリングから「カチカチ……」という音が聞こえてきたら、それが「そろそろ切ってね」というワンちゃんからの合図です。
一般的に、犬の爪切りの目安は「月に1回」と言われています。「そんなに頻繁に?」と思うかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。犬の爪の中には血管と神経が通っていて、爪が伸びるのに合わせて、この血管も一緒に伸びてきてしまうんです。
もし数ヶ月放置してしまうと、血管が爪の先端ギリギリまで伸びてしまい、いざ切ろうとしたときに「ほんの少し切っただけで出血!」なんてことになりかねません。そのため、月1回のペースで定期的に「血管が伸びるのを食い止める」必要があるんです。この「血管が伸びる」という現象は、特に運動量が減ったシニア犬や、室内で過ごす時間が長い子に現れます。
もちろん、毎日アスファルトの上をガンガン散歩するアクティブな子なら、自然に削れていくのでもう少し頻度が少なくても問題ありません。一方で、お家でまったり過ごすのが好きな子や、体が軽くて爪が削れにくい小型犬、お散歩が短くなったシニア犬は、月1回、できれば2週間に1回くらいチェックしてあげると安心ですよ。また、季節によっても伸び方は変わります。代謝が上がる時期や、散歩に行きにくい梅雨時期などは特に注意して見てあげてくださいね。
爪切りをサボるとどうなる?放置する怖さとは
「爪切りって大変だし、少しくらい伸びていても大丈夫でしょ」なんて思っていませんか?実は、爪を放置すること自体が犬の体にとってかなりの負担となります。
一番かわいそうなのは、関節へのダメージです。爪が伸びて地面に当たると、ワンちゃんは指の付け根を不自然に反らせて歩くことになります。人間で言えば、常に「サイズの合わないハイヒール」で全力疾走しているようなもの。これが毎日続くと、膝の皿が外れやすくなるパテラを悪化させたり、股関節を痛めてしまい、若くして歩くのを嫌がるようになってしまうこともあるんです。
さらに怖いのが「巻き爪」です。特に、前足の内側にポツンとある「狼爪(ろうそう)」は要注意!地面につかない場所にあるので、放っておくとどんどん丸まって、自分の肉球にグサリと刺さってしまうこともあります。こうなると激痛を伴うだけでなく、傷口からバイ菌が入って化膿し、治療に長い時間がかかってしまいます。
ネットで「犬 爪切り 死亡」なんていうドキッとする言葉を見かけることもありますが、これは爪切りそのもので亡くなるという意味ではなく、放置による大怪我や、そこからバイ菌が入る「敗血症」、あるいは極度のパニックによる心臓へのショックなどを指していることが多いです。
爪はどこまで切ればいいの?
では、爪はどこまで切ればいいのでしょうか。爪のタイプ別に詳しく解説します。
白い爪の子は「色」で判断
白い(透明な)爪の子は、横から見ると中の血管がピンク色に透けて見えます。そのピンクの部分から、2mmくらい手前までを狙って切りましょう。一気に攻めすぎず、少しずつ切るようにすると失敗しませんよ。
黒い爪の子は1mm〜2mmずつ少しずつ
血管が見えない黒い爪の子は、「断面」を観察しながら少しずつ切っていきましょう。
- まずは、先端を1mmずつ慎重に削るように切っていきます。
- 切るたびに、爪の断面を正面からチェックしてください。
- 最初は「乾いた白い粉」のような質感ですが、切り進めると中心に「黒っぽい、しっとりした芯」が見えてきます。
- その「しっとりゾーン」が見えたら、血管に近いところまで切れているので、爪切りはおしまいです。
もし「やっぱり怖い……」という時は、無理に短くしなくても大丈夫。尖っている先端を1mm切るだけでも、巻き爪防止には十分効果がありますよ。また、血管が見えない不安を解消するために、一度トリミングサロンで「ここが血管の限界ですよ」という断面を教えてもらうのもおすすめです。
爪切りを「楽しいこと」と印象付けるためにやるべきこと
「爪切りを持っただけで逃げちゃうんです」というお悩みを本当によく聞きます。でも、ちょっとした工夫で「爪切り=楽しい時間」に変えることができるので、以下を参考に普段の爪切りに取り入れてみてくださいね。
おやつのグレードをあげる
爪切りの時だけ、普段は絶対にもらえないような「とっておきのおやつ」を用意してください。茹でたてのささみ、高級なチーズ、スプーン一杯のウェットフードなど、ワンちゃんが「えっ、これくれるの?!」と目を輝かせるレベルのものです。「パチンと音がしたら、おやつ」「一本触らせてくれたら、おやつ」。これを繰り返すと、爪切りを見ただけで尻尾を振って寄ってくるようになりますよ。
一気に全部切らない
「今日は10本全部切らなきゃ!」と意気込むと、飼い主さんの緊張がワンちゃんに伝わってしまいます。今日は右前の1本だけ。明日は左の1本。そんなペースで全く問題ありません。一週間かけて全部終わればハナマルです!
おすすめの爪切りグッズ
道具選びひとつで、爪切りの難易度はガラッと変わります。切れ味の悪いものを使うと、爪がバキッと割れて痛みが出てしまうので、ここはケチらず良いものを選んであげてくださいね。
廣田工具製作所 ペット用爪切り ZAN ギロチンタイプ
初心者さんに一番おすすめなのが、この「ZAN」シリーズ。軽い力でスパッと切れます。爪を「押し潰す」感覚がないので、ワンちゃんへの衝撃も少ないので、嫌なイメージを抱きにくいのも嬉しいポイントです。
Casifor ペット用電動爪トリマー
「切るのがどうしても怖い!」という方の救世主です。低騒音・低振動タイプなら、音に敏感な子でも慣れやすいのがポイント。少しずつ削るので深爪のリスクが低く、仕上がりもツルツル。切った後の鋭利な角を丸めるのにもおすすめです。
文永堂薬品 クイックストップ
犬猫の爪切り時の出血を止める止血剤です。
万が一、血が出てしまっても、この粉を指先に取って切り口にギュッと数秒押し当てれば止血できます。いざというときのために買っておくと安心ですよ。
まとめ:爪切りの頻度は月に1回
本記事では、爪切りの理想的な頻度と血管の見極め方、爪切り嫌いを克服するための「ちょっとした裏ワザ」、おすすめの商品を解説しました。
愛犬の健康のためにも、月に1回程度の爪切りを徹底してあげるようにしてくださいね。自宅での爪切りが難しい場合には、動物病院やトリミングサロンでも対応してくれますよ。
著者
DogLife編集部



