09 February.
犬を室内飼いするときのレイアウトや注意するべきこと
犬と飼い主さんがどっちもハッピーになれるレイアウトのコツや、室内飼いあるあるの「匂い・汚れ」対策について紹介します。

「ついにわんちゃんが家に来る!」そう思うだけでワクワクしますよね。でも、ちょっと待ってください。私たち人間にとってお洒落で住み心地の良い部屋が、犬にとっても同じように快適かというと、実はそうでもないんです。
かつては「番犬」としてお庭で過ごすのが一般的でしたが、今は犬の健康や安全を考えて室内飼いをするのがスタンダード。とはいえ、室内には滑りやすい床や「それ食べちゃダメ!」という危険なものも意外とたくさん潜んでいます。
この記事では、犬と飼い主さんがどっちもハッピーになれるレイアウトのコツや、室内飼いあるあるの「匂い・汚れ」対策について、わかりやすく解説します。
犬を室内飼いするメリットと基本の考え方
室内飼いの最大のメリットは、なんといっても「愛犬の寿命が延びること」です。最近の日本の夏は、外にいるだけでもワンちゃんには本当に過酷なもの。しかし、お部屋の中で生活する(室内飼い)ならエアコンで涼しく快適に過ごさせてあげられますし、怖い病気を運ぶ蚊やダニからも遠ざけてあげられます。
また、同じ屋根の下で、飼い主さんの声や気配を常に感じられる環境は、犬にとって何よりの安心材料になります。もともと仲間と一緒に生活する群れの動物なので、家族がそばにいるだけでストレスがぐっと減り、穏やかで優しい表情をたくさん見せてくれるようになりますよ。
そして、室内環境を整えるときに大切にしたいのは、「犬の目線」になってみることです。彼らは私たちよりもずっと低い位置で生活しています。床の冷たさ、舞い上がるホコリ、人間が気づかないような小さな音……。そんな「犬ならではの感覚」に寄り添って、温度・安全性・清潔さの3つを軸に部屋作りを考えていきましょう。
【場所別】犬が喜ぶ室内レイアウトのポイント
さて、具体的にどこに何を置けばいいのか。ここが一番の悩みどころですよね。「うちは狭いから……」なんて心配しなくても大丈夫です!ちょっとした工夫で、犬が快適に過ごせるレイアウトを作ることができますよ。
リビング:家族の気配を感じる中心地
リビングは犬にとっても一番大好きな場所になります。なぜなら、大好きな飼い主さんがいつもそこにいるから! レイアウトのコツは、家族の様子が見えつつも「自分だけの静かな空間」を確保してあげること。
例えば、ソファの横や部屋の隅っこにケージを置くと、犬は背後を気にせず安心してぐっすり眠れます。逆に、出入り口のすぐそばなど、人の通りが激しい場所は犬が落ち着かないので避けてあげてくださいね。
ケージ・サークルの置き場所は「避暑地」を意識
ケージはいわば犬の「自分のお部屋」。ここで注意したいのが、窓際です。 「日当たりが良い方が健康的じゃない?」と思われがちですが、実はこれが落とし穴です。
夏場は直射日光でケージ内がサウナ状態になってしまいますし、外を通る人や車に反応して吠えやすくなる原因にもなります。理想は、壁際で、エアコンの風が直接当たらない、静かで穏やかな場所です。
トイレスペース:プライバシーと衛生のバランス
トイレの場所も重要です。犬は本能的に「自分の寝床のすぐ横で排泄したくない」と思っています。自分の「寝床」や「食事の場所(テリトリーの中心)」を清潔に保ちたいという本能を持っているからです。 なので、ケージの中に寝床とトイレを一緒に入れる場合は、しっかり仕切りがあるタイプを選ぶか、少し離して設置するのがベスト。
犬の祖先であるオオカミなどの野生動物にとって、排泄中は敵に襲われてもすぐに動けない、最も「無防備な状態」です。 そのため、周囲がオープンすぎる場所(リビングのど真ん中など)では、本能的に警戒心が働いてしまいます。「いつどこから敵が来るかわからない」という不安を感じると、落ち着いて排泄ができず、結果として別の安心できる場所(ソファの裏など)で隠れて失敗してしまう……というケースが多いのです。
室内飼いで絶対に気をつけてほしい安全対策
「室内だから安心」と油断していると、思わぬケガや事故につながることも。
フローリングの床は「氷の上」と同じ!
日本の住宅に多いツルツルのフローリング。これ、実は犬の足腰にとってはかなり負担となります。滑る床で踏ん張り続けると、膝の皿がずれる「パテラ」や「ヘルニア」の原因になってしまいます。 全部の部屋を変えるのは大変ですが、犬がよく歩く場所だけでも、タイルカーペットや滑り止めマットを敷いてあげてください。
誤飲・事故防止:犬は「何でも口に入れる」
床に落ちているものはすべて「おもちゃ」か「おやつ」に見えています。 特にキッチンは要注意!玉ねぎやチョコレートなど、人間には美味しいけど犬には毒になるものがたくさんあります。「ダメ!」としつけるのも大事ですが、ペットゲートを置いて物理的に入れなくするのが一番確実で、お互いにストレスがありません。
また、意外と忘れがちなのが電気コード。子犬の頃はガリガリ噛んでしまうので、保護カバーをつけるか、家具の裏に隠すなどして、感電事故から守ってあげましょう。
「匂い」と「汚れ」対策はどうしたらいい?
室内飼いを始めると、どうしても気になるのが匂いや抜け毛ですよね。ここからは、「匂い」と「汚れ」対策について解説します。
匂いの対策:原因を元から絶つ!
匂いの主な原因は、やっぱり「トイレ」と「布製品」です。 トイレは汚れたらすぐに片付けるのが鉄則。最近は消臭機能がすごいゴミ箱も売っているので、そういう便利アイテムに頼るのも手です。
また、ソファやカーテンなどの布製品は匂いを吸い込みやすいので、定期的に洗えるカバーを使ったり、ペット専用の消臭スプレーをシュシュッとする習慣をつけたりしましょう。
抜け毛対策:掃除の前に「ブラッシング」
「毎日掃除機をかけてるのに毛が落ちてる!」と悩んでいる方も多いのですが、1番いいのは犬の体から毛が落ちる前に「ブラッシング」で取ってしまうこと。
コミュニケーションを兼ねてブラッシングしてあげれば、床に舞う毛の量は半分以下になります。
掃除機をかけるときは、まずはクイックルワイパーなどで毛を集めてから吸い取ると、排気で毛が舞い上がらずに済みますよ。
共働きやライフスタイル別の工夫
「共働きで家を空ける時間が長いから、室内飼いはかわいそうかな……」と悩んでいる方もいるかもしれません。でも、心配ありません。犬は一日の大半を寝て過ごす動物なんです。
大切なのは、留守番の時間を「退屈な時間」から「安心して休める時間」に変えてあげること。 お気に入りのおもちゃや、おやつを中に隠せる知育玩具を用意してあげれば、犬も夢中で遊んでくれます。
最近はスマホで様子が見られる見守りカメラも安く手に入るので、休憩時間に「あ、今寝てるな」と確認できるだけで、飼い主さんの安心感も全然違いますよ。
まとめ|犬も人も心地よい空間を
室内飼いのレイアウトに「正解」はありません。その子の性格や、家族の生活リズムに合わせて、少しずつアップデートしていきましょう。
一番大切なのは、犬が「ここは僕(私)の安心できるお家なんだ!」と感じてくれること。今回ご紹介したポイントを参考に、まずは「床が滑らないかな?」「静かに寝られる場所はあるかな?」と、犬目線でお部屋を見渡してみてください。
著者
DogLife編集部



